コラム

今話題の『ライト文芸』ってなに?ライトノベルとの違いや人気作品を知ろう/ライト文芸出版講座

今や書籍の一大ジャンルとなった『ライトノベル』。作家デビューを目標に、日々小説投稿サイトに作品をアップしたり、電撃文庫等の新人賞に応募するアマチュア作家も多いのではないでしょうか。
ライトノベルで最も発行部数が多い作品『グイン・サーガ』(栗本薫・著)は、累計3,000万部以上発行しており、文芸書を圧倒的に上回る人気を誇っています。

そうした人気作品を目指し、毎年たくさんのライトノベル作家が新作を発表していますが、ここ数年で『ライト文芸』というジャンルの出版が急増していることをご存知でしょうか。

今回は、そのライト文芸とライトノベルとの違いを比較しながら、ライト文芸とは何か?なぜ出版が増えているのか?理由を探っていきましょう。

 

なぜ今『ライト文芸』が人気なのか

 

ライト文芸とは、ライトノベルによく見られる架空の世界観や、読者から共感を呼ぶキャラクター設定よりも、細かい描写や面白いストーリー展開に重きをおく新しい作品ジャンルのことです。
ターゲットとなる読者の年齢層も、ライトノベルが10~20代であるのに対し、ライト文芸は30代以降も対象になります。
ライトノベル全盛期の読者層の年齢が上がったこと、人気が広まるにつれ、30~40代の読者も増えてきたことが要因のようです。

すでに多くの出版社がライト文芸のオリジナルレーベルを刊行しており、市場としても今後さらに拡大すると期待されています。
ライトノベル作家も毎年競争率が上がるにつれて、従来よりもハイレベルな作品が増えており、そうした作家達が活躍できる第2のライトノベル市場として注目が集まっているのです。

 

人気のライト文芸作品について知ろう

 

では、ライト文芸にはどんな作品があるのでしょうか。大人気のベストセラー作品や、近年発売されて話題になっているものを見てみましょう。

『ビブリア古書堂の事件手帖』(三上延・著)
言わずとしてた人気シリーズ『ビブリア古書堂の事件手帖』。2012年に年間ベストセラー文庫1位に輝き、シリーズ累計600万部突破、コミック化、ドラマ化も果たしています。昨年には『「本の雑誌」が選ぶ40年の40冊』の1位に選ばれるなど、衰えることを知らないライト文芸の代表格です。

『君の膵臓をたべたい』(住野よる・著)
2015年の年間ベストセラー(単行本フィクション)で7位を記録したライト文芸作品です。
ベストセラー作品の中では唯一10位以内に入っているライト文芸作品で、強烈な印象をもたらすタイトルとは裏腹に「とにかく泣ける」「感動した」といった感想が集まっています。
2016年の本屋大賞にもノミネートされており、文芸市場をも揺るがす勢いで人気を獲得しているようです。

これらの作品のように、ライトノベルにありがちな架空の世界設定や強いキャラクター性を抑え、現実的な舞台や人物を描いていること、ミステリーや感動系など一般的なジャンル・テーマを扱っていることが、ライト文芸の特徴のようです。
表紙のデザインもアニメ色の強いイラストにせず、文芸書コーナーに置いても浮かないよう配慮されています。

 

以上、なぜライト文芸が人気なのか、どんな作品が人気なのかを解説しました。
次回は、実際にライト文芸を執筆して出版したいと考えている方のために、誰でも応募できるライト文芸賞や、出版レーベルなどについて見ていきます。

 

ライトノベル・ライト文芸の募集要項、出版事例

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