表現者の肖像 柴田和夫
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柴田 和夫Shibata Kazuo

面白きこともなきこの面白く
すみなすものはなりけり

幕末の志士高杉晋作の辞世の句です。私的には人生の幸・不幸は、他の誰でもない、己が心が決めるものと解釈しています。若い頃の失敗でも、時が経てばその後の成功を導いてくれたきっかけであったと評価される様に、限定された短い時間の座標軸の中でのみ行う評価はある意味大変危険なことではないかと考えます。仮に、限られた時間の座標軸の中で評価せざるを得ない場合は、自分の心の中に種々の「物差し」をもつことで、単純な評価の罠から抜け出すことができるのではないかとも考えます。多くの物差しを持つためにも先達の智慧、読書、そして旅行は有効ではないかと考えます。

略歴

1951年茨城県水戸市生まれ。1975年横浜市立大学卒業後商社に就職。1978年外務省入省後、本省の他にバンコク、NY、シンガポール、チェンマイ及びバリの大使館及び総領事館に勤務。2015年退職
幻冬舎ルネッサンス

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