第2回自分史コンテスト

大賞作品電子書籍化定

大賞

『逆境を食べる男』

西村晃:著

【大賞作品 幻冬舎より電子書籍化】

■あらすじ
 1973年、オイルショックを原因として父の店が廃業。残されたのは膨大な借金。一家離散は必然だった。高校2年生にして一人暮らしを余儀なくされた主人公・徹平は、ひとり過酷な人生を歩んでいく。大学受験をすることもできないまま浪人となり、東大進学を目指すも不合格。2度目の東大受験にも失敗。進学したのは早稲田大学。雄弁会への入部がきっかけで政治家や記者たちと関係を築いていき、やがて人生の転機が訪れる――。

 本作品はジャーナリストの道へ進み、政治家になることを夢見たある青年の軌跡。いくつもの挫折を乗り越えながら人生を突き進んでいく男のポジティブ・ストーリー。

大賞作品『逆境を食べる男』
編集者講評

下平

 高校2年生にして普通の生活が危ぶまれた主人公が、過酷な環境でも諦めず、テレビ局で活躍し独立を果たすまでを描いた物語だ。
 自分史作品では読み手を引き付けるための導入部が軽視されがちだが、借金取りに捕まらないための工作をしているシーンからはじまる本作品には大きな魅力を感じた。逆境でも諦めずに自己鍛錬を怠らない徹平の姿には胸を打たれる。また、それを過剰演出しない地に足の着いた描写はリアリティを増しており、作風にも合っているといえる。ただのサクセスストーリーではなく失敗や苦悩も丁寧に描写されているため、多くの読者は主人公に親近感を覚えながら読み進めることだろう。展開の落差が大きいために読後の満足感もひとしおだ。
 読み物としての魅力に溢れており、応募作品の中で頭ひとつ抜けた秀作だ。

幻冬舎ルネッサンス新社
編集部マネージャー 下平 駿也

審査員

山名 山名 克弥(やまな かつや) 株式会社幻冬舎ルネッサンス新社 代表取締役社長。「プロの読者目線」を信念に、
1ヶ月に5~10冊の書籍刊行に携わる。かつては企画営業部に在籍した経験から、書店への流通・販売戦略の立案や、プロモーション戦略面についても熟知し、制作面に拘わらずそれぞれの著者に最適な出版戦略の企画立案を得意とする。趣味は食べ歩き。
下平 下平 駿也(しもだいら としや) 幻冬舎ルネッサンス新社編集部マネージャー。書籍の企画立案はもちろん、出版後の販促やイベントにまで携わることで独自の“売れるノウハウ”を構築。それを余すことなく著者に伝え、売上に妥協しない徹底的な姿勢から、強力な販促アドバイザーとして評価されている。かつてはビジネス書の販促企画チームに所属しており、企業の代表など権威ある著者からの信頼も厚い。猫好き。
坂本 坂本 洋介(さかもと ようすけ) 株式会社幻冬舎デザインプロ 代表取締役社長。フレグランスメーカーや広告業界にてアートディレクター・デザイナー職を経た後、書籍特有の信頼性に興味を持ち、幻冬舎メディアコンサルティングへ入社。「人の心を動かすデザイン」を信念に、書籍をはじめ、広告やWEB、プロダクトなど、幅広い領域のデザインを手がける。

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