エッセイの書き方講座

テーマ

書く内容のテーマを決める

書く内容のテーマを決める

まず最初に「何について書くのか」を決めましょう。
テーマは無数にあるので、盛り込み過ぎないように絞り込んでいきます。
そもそもエッセイには2種類あります。
人間の内面について深く切り込み思索したもの(代表作としてモンテーニュ『エセー』1580年)、日常生活で体験した事実をもとに、独特の鋭い観察眼で表現したもの(代表作として清少納言『枕草子』平安時代)。
どちらにしてもただ面白いだけではなく、知識や情報、教訓など、読者にとって何かしら役に立ち、心に残ることが書かれていないといけません。

ルネッサンス流 編集のポイント
  • ・作文とエッセイの違いは、著者の考えや思いが明確に書かれ、かつ読者にどう伝わり影響を与えるのかを、想像できるかどうかです。
    そこまで踏み込んで執筆するためには、自分が一番興味あり、造詣が深いテーマを選ぶことが大切です。

構成

構成・目次を考える

構成・目次を考える

好きなことを好きなように書くのがエッセイですが、ここで重要なのが、「人に読まれる」という視点です。
どんな読者が、どんな心境で、どんな時に読むのか。決めたテーマを想定読者に向けてどのように書いていくのかをじっくり考えましょう。
目次は原稿を書く時の道しるべです。自分自身が文章の全体を把握するためにも目次は大切です。テーマや文章の雰囲気に沿った、ユニークな流れにすることを心がけましょう。

ルネッサンス流 編集のポイント
  • ・かしこまった感じ、やわらかい感じなど、自分が表現したい雰囲気をイメージしましょう。
  • ・文章量も雰囲気にあわせましょう。例えば、硬い内容なら多め、やわらかい内容であれば少なめにするなど、ターゲットになる読者を想定しましょう。

「はじめに(まえがき)」「おわりに(あとがき)」を書く

「はじめに(まえがき)」「おわりに(あとがき)」を書く

「はじめに(まえがき)」はこの本にはどのようなことをどのような気持ちで書いているのかを書きましょう。
例えば旅行について書くのであれば、目的地の基本的な情報や、なぜ旅行に行ったのか、という旅の目的などを最初に記しておくと、どんな内容の本なのかをまず読者は理解し、読み進んでいくことができます。
「おわりに(あとがき)」は、テーマやメッセージの念押しをしたり、また、いろいろ書いたけれども、結局はこういう思いや考えで書いたなど、著者の気持ちや考えを中心にまとめましょう。

ルネッサンス流 編集のポイント
  • ・「はじめに(まえがき)」「おわりに(あとがき)」は読者へのお手紙です。本文よりも、もっとパーソナルな思いをダイレクトに伝えることができます。読んでもらう人の顔を思い浮かべて、書いてみましょう。

本文

本文を書く

本文を書く

書き方は原則自由です。しかしそれだけに、「ありきたり」にならない工夫が必要です。身近にある題材がテーマになることが多いので、他の人とは違う角度からものを見るような、独自の視点や考え方が展開されているとより面白味が出てきます。日常の中の意外性のある内容なども盛り込む工夫をしてみましょう。ここでも、読者を意識することを忘れてはいけません。

ルネッサンス流 編集のポイント
  • ・エッセイの一行目はとても重要です。あまり説明的にせず、印象的で謎が多い書き出しを考えてみましょう。例えば、いきなり会話や唐突な文章から始めてみるのも効果的です。
  • ・例えば食事をテーマにした場合、「ある特定の栄養素」に着目してみたり、「味」と「食事」にかかる時間の関係を考察してみたり、著者独自の視点やこだわりにあふれているほど面白味が増すでしょう。

推敲する

推敲する

「食」や「旅行」など、誰にとっても身近なテーマが題材になっている場合、読者にもある程度の知識がある分、内容へのチェックはそれなりに厳しくなります。 書き終えた後に必ず読み返して、同じことが複数回書かれていないかなど確認します。

ルネッサンス流 編集のポイント
  • ・書き終えてから少し時間を置いて読み返すと、冗長な部分、足りない部分が浮き上がってくることがあります。著者目線を一度離れて、読者目線で読み返してみましょう。

タイトル

タイトルを考える

タイトルを考える

タイトルは、本と読者の出逢いの入り口ともいえます。読者の興味を引くユニークなタイトルをつけましょう。正面からではなく、変化球的な言い回しや、気になる一語を用いてみましょう。疑問形「なぜ~?」、新事実の発見「じつは~」、否定形「~はいらない」など、同じキーワードを用いても、様々な打ち出しが考えられます。どんな表現がより読者に訴求するのか、しっかり検討しましょう。

執筆、文章の編集・校正、カバーデザイン、帯文の作成、あなたのこだわりの一冊が完成する時まで、ぜひ編集者と共に表現を追求して頂ければと思います。

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