著者インタビュー

文字だけで私を知る読者がいることが、不思議で面白く、また嬉しくもあります。

便利さはない、手間も時間もかかる。
そのぶんあったかくて愛おしい。

畑でとれた作物を喜び、一生懸命バカをやり、仲間たちと笑いあう、
三重県いなべ市の「土建屋のおっちゃん」の心温まる365日。

―今回、出版をしようと思ったきっかけを教えてください。

私の母親は今93歳です。息子としてそれなりに悩み、いろんなことを感じながら毎日を暮らしてきたことを、頭がしっかりしているうちに記録として伝えたいと思いました。

―制作中に大変だったのはどんなときですか?

私は基本的に変わり者です。読者の方に「このおじさん、少し変わってはいるけれど、危険な人ではないな」と受け取ってもらえるか、どの部分を載せて、どこを省くべきか、自分の感覚と世間の感覚の違いがわからず悩みました。

―制作中に大変だったことをどのように乗り越えましたか?

編集者の方々のプロとしての見方が、やはり素晴らしかったです。うまく、良い方向へ導いていただきました。

―完成した本をどんな方に読んでほしいですか?

私の変わり者の人間性を知っている人は、何を書いても「らしいなぁ」と笑ってくれます。でも、それを知らない方が、この田舎言葉の文章を読んで、同じように笑ってもらえたらと思います。

―書籍に込めた思いを教えてください。

世の中は「昔ながらの面倒なことは排除して、今風の生き方こそが前進だ」と言います。でも、いつか「あの頃は良かった、本当の幸せは何もなかったあの時代だったのでは」と思う時期が来る気がします。進むことが本当に幸せなのか、それを想って書きました。


■Amazon書籍詳細はこちら
■楽天ブックス書籍詳細はこちら

あなたも出版してみませんか?
お気軽にご相談ください。

03-5411-7188

営業時間:平日10:00〜18:30

.
テキストのコピーはできません。