もしも高校四年生があったら、
英語を話せるようになるか

No,007

金沢 優

著者No,007 金沢優

作品紹介

著者No,007 金沢優

もしも高校四年生があったら、
英語を話せるようになるか

金沢 優

英会話スクール、オンライン英会話、ハウツー本……。 すべてに挫折してきて、教育指導要領改定に戦々恐々とする英語教師・桜木真穂。 ネイティブスピーカーの同僚を羨み自分に自信を失う中、 偶然であった英会話教室で「今までの英語教育の間違い」と「新時代の勉強法」に気づかされる。 生徒たちとともに新しい英会話教育へ取り組む真穂だったが、 教師の中には快く思わない者もいて――。 果たして、真穂は真の「英語教師」になれるのか?

訂正のお知らせ
『もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか』につきまして、 訂正がございますので、下記のようにお知らせいたします。


P6【誤】「千賀子ような」 →【正】「千賀子のような」
P49【誤】「思いっきりが覚めた」 →【正】「思いっきり目が覚めた」
P167【誤】「取ったんだってすごいよね」→【正】「取ったんだって。すごいよね」
P188【誤】「hundread」→【正】「hundred」
P216【誤】「エレン」→【正】「カレン」

読者の皆様にご迷惑をおかけしましたこと、お詫び申し上げます。

プロフィール

著者No,007 金沢優

金沢 優

石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科卒業。英会話講師。脚本家。第13回、31回シナリオS1グランプリ入賞。当作品は第31回入賞作を小説用に加筆修正したものです。

座右の銘

100%教えないんですよ。70%。
残り30%、選手、自分の頭使わなかったら
いいボクサーになれない


数々の名ボクサーを輩出させた、ボクシングトレーナーのエディ・タウンゼントの言葉です。何かを成し遂げるためには、自分の頭で考えなくてはいけない。そこに自分なりの工夫がなくてはいけない。なぜなら、人の境遇はそれぞれ違うのですから。一万円を与えられて、それを百万円にする人もいれば、借金を抱える人もいます。困難にぶつかった際、私はこの言葉を思い出し、自分なりのベストな解決方法を見つけ出さなくてはいけない、といつも思います。

インタビュー

『もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか』が刊行されました。今のお気持ちはいかがでしょうか。

今まで、たくさんの日本人の方とお会いして、英会話の勉強の仕方をお伝えしてきました。しかし、ひとりひとりと向き合う時間が足らず、限界を感じていました。自分のメッセージを文字にして、効果的に届けたい。今回、そのような想いが「小説」という形でついに叶い、今はホッと胸を撫で下ろしています。あとは、できるだけ大多数の方に私の声が届くことを願っています。

今回出版しようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

約1年前、仕事の関係で、ある中学校の英会話の授業を見学する機会があったのですが、ネイティブが一方的に話し、生徒は一言返すのに精一杯だった状態に唖然としました。これでは、私が中学生だった頃の状況と全く変わりがありません。これだけ外国人や英語に触れる機会も増えているのに、子供たちの英会話力は全く前進していない、と強い危機感を覚えました。それが今回の執筆に踏み切る、一つのきっかけとなりました。

どんな方に読んでほしいですか?

著書の中でも触れていますが、日本人は今まで英語をずっと日本語に翻訳する勉強方法を取ってきました。それは日本が開国してから、ずっと取られてきた手法です。話す際は英作文をするしかありません。しかし、日本人の英語力がアジア最低レベルに落ちてしまった以上、学び方は変えないといけません。今までのやり方では通用しないのです。そのためには、多くの日本人が気持ちを揃えないといけません。国家レベルで東から西へ、舵を切らないといけないのです。だから、できるだけ多くの日本人に読んでほしいと思っています。

座右の一冊

泥流地帯(上・下)

著:三浦綾子

人生の節目に何度も読み返し、その度に勇気づけられました。

ここが魅力

私が高校生の時に出逢った本です。泥流に飲まれ、大事な人を失い、それでも自分の信念を貫き、生きていく。そんな主人公たちの姿に、私は人生の節目に何度も読み返し、その度に勇気づけられました。
そして、その中に「難儀なことだからやってみる。楽なことなら、誰でもやるさ。 しかし、難儀なことは、やる気のある者でなければやれないんだ」という一節があります。
もしかして、今回の出版に至る気持ちも、それに当たるのかもしれません。

未来へのメッセージ

周りに流されることなく、自分が正しいと思う道を選んでください。

私は英語が使える人を、特に偉いとは思ってはいません。必要のない人もいます。自分の得意な分野に努力を注げれば、それでいいと思います。ただ、今後は国内にいても、私のように仕事で突然英語の必要に迫られる方も多く出てくるはずです。就職や転職の際も、英語力は問われます。

 また、子供たちにとって、英語力は受験の結果を大きく左右します。東京オリンピックも3年後に控え、外国人の来日も増えます。英語の需要が増す流れは、止められようもない、時代の流れなのです。

 そして、英語を使えるようになるには、「新しいやり方」が必要です。何せ今までのやり方では、結果が伴っていないのですから。
「延長」ではなく、やり方の「転換」が求められているのです。せっかく義務教育で何年も英語に費やすのであれば、それを最大限に活かすことが国益に繋がるはずです。「受験英語は得意だけど、聞けないし、話せない」という日本人は、もう打ち止めにしなくてはいけません。

 周りに流されることなく、自分が正しいと思う道を選んでください。道は一本ではないのです。なければ、作ればいい。その際、この書籍が一つの助けになることを、心から願っています。

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