コラム

シンプルに生きる―アーミッシュ文学から学ぶこと―

皆さん、毎日忙しく過ごし、疲れてしまっていませんか。
現代人はスマホ、パソコンなどの電子機器を常に駆使し、生活スピードはとても速く、利便性、生産性アップを追求しています。

こんな生活にもうついていけない……と思うこともあるでしょう。
でも、これではいけない!現代のスピード感についていかなければ!と思い直し、また疲れて……現代人の生活はこれの繰り返しで、本当に大事なことを見失ってしまいがちではないでしょうか。

そんな中で、人間本来の生活とはなんだろう?と思うことはないでしょうか。
まさにこれが“人間の本来の姿”だと思わされるような生活様式をとる、「アーミッシュ」と呼ばれる人々がアメリカ、カナダにいることをご存知でしょうか。

 

アーミッシュとは?

 

「アーミッシュ」とはアメリカやカナダに20万人ほどいると言われる、ドイツ系移民を主とした宗教集団の人々のことです。
移民当時の生活様式を重んじ、昔ながらの生活を大切にしています。

移動は馬車を使い、電気はほとんど使わない生活をしているほか、食料は基本的に自給自足で、野菜などの農作物やキルトといった工芸品を販売し、必要最低限の収入を得ています。
文明の利器を全く排除した生活のように思えますが、アーミッシュと一括りに言っても保守派や革新派と宗派に分かれているため、基準に違いはありますが、「徹底的に文明の力を排除している」わけではありません。
「必要なものを、必要なときに、必要な分だけ」という彼らの生活ルールは非常にシンプルなのです。
人間が生活を営む上で、利便性や生産性、スピード感よりも大事なことがあると彼らは考えています。

 

アーミッシュの生活から学ぶこと

 

資本主義がもたらす消費社会のために、モノは作りだされては捨てられ、現代人の生活には必要以上のモノが溢れ返っています。
また常に膨大な情報にもさらされています。
本当に必要なものは何か、大事なことは何なのか、それを見失ってしまうのも仕方がありません。

アーミッシュの人々の生活は、「大事なこと」を見失わない範囲で営まれているように感じませんか?

 

アーミッシュの生活が詳しく分かる本

 

アーミッシュの生活を深く理解できる1冊をご紹介します。

『アーミッシュに生まれてよかった』
<ミルドレッド ジョーダン (著), Mildred Jordan (原著), 池田 智 (翻訳)>
評論社 (1992/09)

アーミッシュの主人公がアーミッシュではない友達とのかかわりを通し、アーミッシュでない人々の生活を知ることで、主人公の心が揺れ動く様子を描いています。

最後には主人公は自分がアーミッシュであることに誇りを持ち、「本物のアーミッシュになりたい」と決意します。

 

『カレジの決断』
<アイビーン ワイマン (著), 中村 悦子 (イラスト), 瓜生 知寿子 (翻訳)>
偕成社 (1998/09)

ペンシルバニア州の美しい自然やあたたかい家族に囲まれて育った少女カレジは、大人に近づくにつれ、アーミッシュのしきたりに疑問をもちはじめます。アーミッシュの教えと、自分の気持ち、どちらにしたがえばいいのだろう……という少女の心の迷いを描いた作品です。

「シンプルに生きること」――現代に生きる限りなかなか難しいことかもしれませんが、アーミッシュの生活をヒントに、「大切なこと」を思い出してみるのもいいかもしれません。

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