コラム

読みづらい文章は、『不要な接続詞』を削って『必要な接続詞』を残す/小説の書き方講座

自分で書いた原稿を人に見てもらったとき、「長い」「分かりにくい」「まどろっこしい」などと言われたことはありませんか。
論理的にしっかりと説明した文章が、他の人からすると読みづらいというのはよくあることです。そして読みづらい文章の多くには、『接続詞の多用』が見受けられます。

今回は、今一度接続詞について学びなおし、読みやすい文章を書くためにどう使っていくべきなのかを考察します。

 

まずは以下の文章を読んで、接続詞を見つけてください。

 

私は読みやすい文章を書きたい。なぜなら、みんなに私の原稿を読んでほしいからだ。けれども、いつも文章に接続詞をたくさん使ってしまうクセがある。そればかりか、接続詞の使い方もよく分からないのだ。むしろ国語から学びなおすべきではないだろうか。ただし、それが私の個性だと言ってくれる人もいる。それゆえに、いまだこのクセを直せずにいる。

 

いかがでしょうか。

以上の文章には、合計6つの接続詞を使っています。
なぜなら、けれども、そればかりか、むしろ、ただし、それゆえに・・・。非常に読みづらい文章ですね。
ここから接続詞を削ってリライトしていくために、まずは接続詞の役割を見直しましょう。

 

接続詞の役割と必要性

 

接続詞とは、接続詞が入る前後の語句や文章の関係性を示すものです。その分類方法は人により様々ですが、今回は6つに分けてみました。

順接=前の文章に対する結果を示す <例>だから、それゆえに、従って
逆説=前の文章と相反する結果を示す <例>しかし、けれども、にもかかわらず
並列=前と後の文章が対等であることを示す <例>また、かつ、ならびに
添加・累加=前の文章にあとの文章を付け加える <例>しかも、そればかりか、おまけに
説明=前の文章に対する説明をする <例>なぜなら、だって、むしろ
補足=前の文章に対して補足をする <例>ただし、なお、もっとも

この中から削るとしたら、どれがいいでしょうか。
ポイントは、接続詞を挟んだ前後の文章の関係性が崩れないことです。
従って、前の文章に対して後の文章が対等(並列)、付け加えただけ(添加・累加)、説明、補足は必要ありません。
対して、前後の文章の意図が相反する逆接は残さなければなりません。
順接と補足は、文脈によって削っても残してもかまいません。

 

逆説以外を削ることで、文章はグンと読みやすくなる

 

では、整理したとおりに文章をリライトしてみましょう。

 

<リライト前>
私は読みやすい文章を書きたい。なぜなら、みんなに私の原稿を読んでほしいからだ。けれども、いつも文章に接続詞をたくさん使ってしまうクセがある。そればかりか、接続詞の使い方もよく分からないのだ。むしろ国語から学びなおすべきではないだろうか。ただし、それが私の個性だと言ってくれる人もいる。それゆえに、いまだこのクセを直せずにいる。

 

<リライト後>
私は読みやすい文章を書きたい。みんなに私の原稿を読んでほしいからだ。けれども、いつも文章に接続詞をたくさん使ってしまうクセがある。接続詞の使い方もよく分からないのだ。国語から学びなおすべきではないだろうか。ただし、それが私の個性だと言ってくれる人もいる。それゆえに、いまだこのクセを直せずにいる。

 

いかがでしょうか。
一部の接続詞を削りましたが、違和感なく読み進めることができたのではないでしょうか。
このように、「長い」「分かりにくい」「まどろっこしい」文章であっても、接続詞を使いこなすことで簡単に読みやすい文章にできます。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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