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タイトルにこだわりたい!「日本タイトルだけ大賞」発表

 

出版不況が叫ばれる昨今ですが、毎年7万点を越える新刊は出版されます。
これだけの新刊の中から、ベストセラーとなるのはほんの一握りです。
たくさんの新刊のなかから読みたい本を選ぶとき、私たちは自身が見聞きした作家の知名度や評判、話題性に加え、、
実際に書店で手にとって「はじめに」や「章立て」を読んだりしながら選んでいます。

しかし近年はネットの普及により、リアル書店以外のネット書店や電子書籍の活用が増えている関係で、
カバーデザインやタイトルだけで「読んでみたい」と判断するケースが増えてきているのではないでしょうか。

そこで、タイトルに工夫を加える出版社側の動きが活発化してきました。
KADOKAWAアスキー・メディアワークスが2014年に出版した書籍のタイトルは
『男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。』で、
なんと54文字です。

このように、本の売れ行きに重要なタイトルについて、『日本タイトルだけ大賞』があることをご存知でしょうか。
日本タイトルだけ大賞とは、毎年、日本国内書籍の優れたタイトルを選出して表彰するイベントです。(オトバンク社「新刊JP」内企画)
受賞の判断基準は「国内での出版書籍のタイトルのみのコピー、美しさ、面白さ」であり、内容の優劣は一切問わないというもの。
選出にあたってはTwitterを利用した一般投票によるノミネート後、一般公開される選考イベントにて、
作家、出版関係者らによる最終選考により受賞作品が決定されます。

第1回となる2009年から最新の2015年までの他大賞受賞作品は以下の作品です。

 

「日本タイトルだけ大賞」大賞受賞作品

 

2009年
『ヘッテルとフエーテル』マネー・ヘッタ・チャン 著/経済界

2010年
『スラムダンク孫子』遠越 段 著/総合法令出版

2011年
『奥ノ細道・オブ・ザ・デッド』森 晶麿 著/PHP研究所

2012年上半期
『月刊円周率 2月号』月刊円周率編集部 著/暗黒通信団

2012年下半期
『仕事と私どっちが大事なのって言ってくれる彼女も仕事もない。』処之助 著/角川書店

2013年
『妻が椎茸だったころ』中島 京子 著/講談社

2014年
『人間にとってスイカとは何か』池谷 和信 著/臨川書店

2015年
『やさしく象にふまれたい』オノツバサ著/七月堂

(出典:新刊JP 日本タイトルだけ大賞

 

運営者によると、評価基準は売れそうなもの、新鮮さ、珍しさ、芸術性や技巧性に秀でたものの他、
タイトルと中身のギャップの面白いものや、中身をどう凝縮してタイトルに落としているのかなど、
中身との整合性も吟味したうえで、タイトルを評価しているとのこと。

タイトルが固まるタイミングは人それぞれといいますが、
作家を目指す方は完成のタイミングで改めて書籍を目にする人の事をイメージして再考するほか、
第三者や編集者に相談してみてください。
気づかなかった新たな発見があるかもしれません。

 

 
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