コラム

自分史のジャンルを考える/自分史出版講座

自分史と言うと、過去の功績を挙げたり、闘病記としてまとめたり、戦争体験、遺言、エッセイ形式のものまで様々なまとめ方があります。

どのように書くかは、まずこれまでの人生年表を作り、テーマを確認してから考えますが、そもそもどんな形式があるのか、それぞれの執筆ポイントなどを事前に知っておくとスムーズです。
今回は数ジャンルご紹介します。

 

地域史

 

自分が生まれ育った地域、先祖代々住んできた地域、人生のターニングポイントとなった地域など、『地域』をテーマにした自分史というものがあります。
これは著者の人生を振り返りつつ、舞台となる地域の歴史的背景や、時代に合わせて変化していく様子を綴ることで、地域史としての役割を持たせたもの。
この形式で執筆するメリットは、著者自身が先祖の歴史を辿ったり地元を知ることで地域との繋がりを感じ、よりいっそう愛着心を育むことができる。自分史という形で地域の歴史を残すことができ、その土地の発展に貢献できることではないでしょうか。

また、地域史としての色が強いほど、地元のメディアに取り上げられやすくなるというメリットもあります。
あまり歴史がない、住民が減って過疎化しつつある、何かしらの社会問題を抱えているといった地域であっても、あなたの自分史によって現状を変えられる可能性もあるのです。

まずは住んでいる場所、関わってきた地域行事など身近なものから調べていきましょう。地域の図書館や資料館で情報を集めることができますし、その土地に長く住んでいる人づてに情報収集ができるのも、地域史の強みです。地域をテーマにした自分史を選ぶなら、ぜひしっかりと深掘りをして執筆してください。

 

戦争体験記

 

次は『戦争体験記』です。現代の戦争体験者は70歳以上が対象となり、語り継いでいく人がほとんどいなくなっている状況で、戦争体験記は非常に貴重な情報であるとされています。
辛い記憶を引き出して書き綴ることは簡単なことではありませんが、膨大な資料による事実の裏付けが必要な戦争史実書とは異なり、自分史であればその作業負担が軽減します。
当時の状況について記憶が多少曖昧でも、著者自身の気持ちを優先して書くことができるのも、自分史という形で戦争体験記を残すメリットと言えます。

当時の細かい状況はさておき、まずは思い出せる記憶の限り書き始めてみましょう。その後史実書などで改めて事実確認をしてから、時系列順に並べていけば大丈夫です。
書き始めは辛いものですが、書き続けていくことで気持ちが整理され、これまで溜め込んできた不満・不安が軽減することもあります。まずは筆を取ってみましょう。

 

遺言としての自分史

 

近年の終活ブームで特に注目されているのが、『遺言』として自分史を書くことです。
これは残された家族や世の中へのメッセージであるとともに、死と向き合う著者に未来への希望を与えるものでもあります。
通常、遺言というと相続や財産処分についての取り決めが中心となりますが、遺言としての自分史は、本人の気持ちに重きを置いて書くことができるのです。
どのように気持ちを整理するかは、年表を作成して人生を振り返っても良いですし、終活に必要なポイントをまとめられるエンディングノートをヒントにしても良いでしょう。

こちらは地域史や戦争体験記のように他者に広く知ってもらうことは難しいですが、家族に自分のことをきちんと伝えたい、細部まで知ってほしいといった場合に有効です。ぜひチャレンジしてみてください。

 

以上が自分史におけるジャンルの一部になります。
実際にはまだまだたくさんのジャンルがあるため、書店の自分史コーナーなどで、自身が書きたいものと近しい書籍を探し、真似をしてみるのも一業です。

 

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