私たちは日本語を話すことができるので、ある程度の文章を書くことは誰にでもできます。
誰にでも書けるからこそ、文章は自己流になってしまいがちです。
どれだけ文字数の多い文章を書いたとしても、その文章が全く相手に伝わらなければ意味がありません。
同じ日本語であるはずなのに、伝え方次第で人への伝わり方は大きく変わっていきます。
それは、読む人によって文章の捉え方が違うことはもちろん、書き手の感性が文章には大きく反映されるからです。
そのため、読み手を意識した文章を書き、あなたの言葉でより分かりやすく伝えることが必要になってきます。
それでは、どうすれば読み手に伝わる文章を書くことができるようになるのか。
伝わる文章を書く上で必要なものの1つが、「読む」技術です。
私たちはもともと「文章を書くことができる」ので、読んで文章の書き方を学ぶということを怠ってしまいがちです。当たり前のことですが、「書く」技術を上げるためには、「読む」技術をあげなければなりません。
では、読む技術を上げるためには、何をすればよいのでしょうか。少しご紹介します。
本はもちろん、新聞でも雑誌でもネットサイトでもなんでも構いません。
とにかく、誰かが読み手を意識して書いた、あらゆるジャンルの文章をたくさん読むことが必要です。
幅広いジャンルの文章をたくさん読むことで、自然とターゲットに合わせた文章の書き方を習得することができるはずです。たとえば、主婦向けのサイトとビジネスマン向けのサイトとでは、文体も違えばコンテンツもまったく変わってきます。
主婦や女性に伝わりやすいやさしい言葉で端的に伝えている文章と、堅い言葉で細かく論理的に伝えている文章では大きく印象が違いますよね。ありとあらゆるジャンルを読むことで、同じ日本語でも読み手が違えば伝え方が違うということを知ることが大切です。
しかし、「この文章はどういう要素があるから伝わりやすいのだろう?/伝わりにくいのだろう?」と意識しながら文章を読む必要はありません。沢山の文章を読んでいくうちに自然と、伝わる文章と伝わりにくい文章を判別することができるようになるはずです。
たくさんの文章を読み、「読む力」を得られると、あなたが書き手になったときに「プロの読み手の視点」で自分の書いた文章を見直すことができます。あなたが普段読んでいる文章と比べて、自分の文章は「伝わりやすい」か、「伝わりにくい」か。この判断ができるようになるだけでも、文章力は格段に上がるはずです。
まずはとにかく読むこと。次に「伝わりやすい文章」と「伝わりにくい文章」を判別できるようになること。そして、「プロの読み手の視点」に立ち文章を書くこと。これができるようになれば、きっと「伝わる」文章が書けるようになるはずです。あなたの言葉で、あなただけの「伝わる」文章の書き方を見つけてみてください。
幻冬舎ルネッサンス新社では、本を作る楽しみを自費出版という形でお手伝いしております。
原稿応募、出版の相談、お問い合わせ、資料請求まで、お気軽にご連絡ください。
お問い合わせいただきましたら、担当の編集者がご対応いたします。
原稿内容やご要望に沿ったご提案やお見積もりをご提示いたします。
幻冬舎グループ特約店(150法人4,000書店)を中心とした全国書店への流通展開を行います。