本書が出てすでに3年がたつが、当時の内容、情報ともに現在でも進行中の問題であり、本書1冊を読めば、原発の問題が大まかに把握できる。
最近のニュースで核ごみ処分場として候補者リストに載っていた佐賀県の玄海町や北海道の幌延町などが鉱物資源が出る等の理由でリストから外されている。ゴミ処理場がないくせにゴミがでる原発を再稼動させようとしているのである。このバカな現状は3年前から全然変わっていない。
変わったといえば川内原発1号機、2号機、伊方原発3号機、高浜原発3号機、4号機の5基が再稼動されたことか。
残念ながら、安倍政権への原子力ムラ(本書では「原子力マフィア」)からのザクザクマネーには多くの反対民意も効果なし。すでにフクシマは国民からも忘却の彼方へ押しやられている。マスコミも全く報道しない。現在、汚染水はいまだに処理さえされず、海に地下水に垂れ流し状態であるというのに。今でも多くの除染作業者、日雇い作業者が被爆をし、将来さえ不安な状態にあるというのに。汚染食料品についてもすでに無関心か。アマゾンでも食料のコーナーに「福島特産品」として桃やら柿が出ていた。そんなの食べて内部被爆は大丈夫か??
いずれこの5基も何らかのトラブルが将来起きる可能性があり、その時にはまた原子力ムラ住人や安倍総理らはダマリンコを決め込み、誰も責任を取ることなく、うやむやにされてしまい、多くの国民が被爆をし、泣き寝入るをするだけであろう。しかも国民が尻拭いで処理費を払わされる。本書で書かれている警告は必ず現実となり、さらに多くの人たちが不幸となろう。
これは原子力ムラ住人のせい、お坊ちゃま首相のせい、だけではなく、むしろ健忘症、無気力、無関心の日本国民が一番悪いと私は思う。
少数者の利益のための大多数の犠牲。この構造は国民が変えようと思わない限り変わらないし、当の国民がこの現状ではもうダメだ。この原発の問題だけ見ても、日本はもう終わったと思う。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥2,000以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥943¥943 税込
ポイント: 58pt
(6%)
無料お届け日:
3月30日 土曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥943¥943 税込
ポイント: 58pt
(6%)
無料お届け日:
3月30日 土曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥21
中古品:
¥21

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
原発ゼロ (幻冬舎ルネッサンス新書 こ-3-3) 新書 – 2014/2/20
小出 裕章
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥943","priceAmount":943.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"943","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"RMi9y61%2BJ8LMucP60l2x9LLdZiCuUkHG6BEJtmC2yaLamliDe3YqX4Il5EQNfnPAkyl%2BFGL5Bhdco9Lu1rCkkjbLsMJR1SvgyFdtrE0EmrmY7DKe99VSnpTnoL5GMAGq2ujBRT2QuLQ%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥21","priceAmount":21.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"21","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"RMi9y61%2BJ8LMucP60l2x9LLdZiCuUkHG1LzFuspeZVMimIrahdtB62DgEt%2Bvud7GnkH4AfpmhWs8CJ%2FzdnV74qwrTCvk5%2BfLFIlqUb6RU%2FMzlNTcfWIrq9yjf%2F5bpJC9%2FiNtqNJ7mZdY%2Bk7ZC%2FZ%2FdFGjCljX80j6uzkJL6WBMgZRuMGgWqcPkxSofG0PtMDl","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
福島原発事故から3年。
この事故を「終わったこと」にしようとする“空気"を危惧します。
国を挙げて取り組むべきはオリンピックよりも被害者救済と放射能汚染対策。
40年以上一貫して原子力反対を訴え続ける著者が今、最も伝えたいこと。
事故発生から3年が経過した今、福島第一原発では何が起きているのか。放射能汚染はどれくらい広がっているのか。もはや東京の一部も放射線管理区域に匹敵するほど汚染を受けていることなど、その深刻な実態を客観的に立証する。40年以上反原発を貫く著者が事故の風化に警鐘を鳴らすとともに、なおも原発を推し進める巨大権力に対し、人生を賭して闘う決意を綴った覚悟の書。
この事故を「終わったこと」にしようとする“空気"を危惧します。
国を挙げて取り組むべきはオリンピックよりも被害者救済と放射能汚染対策。
40年以上一貫して原子力反対を訴え続ける著者が今、最も伝えたいこと。
事故発生から3年が経過した今、福島第一原発では何が起きているのか。放射能汚染はどれくらい広がっているのか。もはや東京の一部も放射線管理区域に匹敵するほど汚染を受けていることなど、その深刻な実態を客観的に立証する。40年以上反原発を貫く著者が事故の風化に警鐘を鳴らすとともに、なおも原発を推し進める巨大権力に対し、人生を賭して闘う決意を綴った覚悟の書。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎ルネッサンス
- 発売日2014/2/20
- ISBN-104779060931
- ISBN-13978-4779060939
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
1949年、東京生まれ。京都大学原子炉実験所助教。1968年、原子力の平和利用に夢を抱いて東北大学工学部原子核工学科に入学。1970年、女川での反原発集会への参加を機に、原発をやめさせるために原子力の研究を続けることを決意。1974年、東北大学大学院工学研究科修士課程修了(原子核工学)。専門は放射線計測、原子力安全。著書に『原発はいらない』『この国は原発事故から何を学んだのか』(いずれも小社刊)など多数。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎ルネッサンス (2014/2/20)
- 発売日 : 2014/2/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 4779060931
- ISBN-13 : 978-4779060939
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,117,671位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原子力発電所に関して、ディベートやレポートを書くために参考資料としてかいました。ディベートに勝ったのと、レポート評価a+だったので、星5つです。
2016年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代社会を生きていく上で、絶対に読まなければならない本の1つです。原子力について、専門的知識を理解することは非常に困難ですが、問題点について理解を深める事は大人として重要です。マスコミの極端に偏った要約された情報ではなく、能動的に原子力について知識を身に付けるために役立つ本です。
2015年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
我々国民はさんざんマスコミを通じてミスリードされてきたことがわかります。業界の友人・知人も原発の事にはふれたがりません。私も以前、出向先コンサルの同僚が核廃物の処理の研究プロジェクトにかかわったことがあり、現実味のない話を聞かされ批判したことを思い出しました。
2018年10月17日に日本でレビュー済み
図書館本
小出先生の本を既に読まれている方よりは初めて読まれる方にお勧めな一冊
3.11の大分以前から原発の危険性を指摘し、多くの原発立地反対運動にも理論的な支援をされてきた小出先生の包括的な原発・核関連本です。この一冊でおおよその問題が理解出来るのではないでしょうか?
そしていかに国民が簡単に騙されてきた歴史(もちろん権力と権威の2重のウソに翻弄された訳ですが)が理解出来ると思います。
備忘録メモ
放射性廃棄物ではなく放射性廃物(自然が浄化出来ないので、棄ててはいけないものであるから)
一人あるいは家族で移動するのでなく、コミュニティー、地域ごと移住する政策を国は講じなければいけない。
最後は石棺で閉じ込めるしかない。(労働者の大量被ばくを防ぐ)
チェルノブイリ今でも1日数千人が働いている。
原発は発電時もCO2を出している(核燃料施設からの温室効果ガス排出実績データより)
次世代が負担しなければならない廃炉作業と被ばく
原子力というのは「核」である。平和利用という名の、核戦争兵器作出技術。
原発は危険だけではなく、無責任に生活弱者に犠牲を強いる。
原子力ムラは原子力マフィアという犯罪集団。そして誰も責任を取らない。
2013年8月30日(金)首相官邸前の脱原発集会にドラム隊の一員として初めて参加。
原発立地より原発立地拒否した地域がの方が多い。
小出先生の本を既に読まれている方よりは初めて読まれる方にお勧めな一冊
3.11の大分以前から原発の危険性を指摘し、多くの原発立地反対運動にも理論的な支援をされてきた小出先生の包括的な原発・核関連本です。この一冊でおおよその問題が理解出来るのではないでしょうか?
そしていかに国民が簡単に騙されてきた歴史(もちろん権力と権威の2重のウソに翻弄された訳ですが)が理解出来ると思います。
備忘録メモ
放射性廃棄物ではなく放射性廃物(自然が浄化出来ないので、棄ててはいけないものであるから)
一人あるいは家族で移動するのでなく、コミュニティー、地域ごと移住する政策を国は講じなければいけない。
最後は石棺で閉じ込めるしかない。(労働者の大量被ばくを防ぐ)
チェルノブイリ今でも1日数千人が働いている。
原発は発電時もCO2を出している(核燃料施設からの温室効果ガス排出実績データより)
次世代が負担しなければならない廃炉作業と被ばく
原子力というのは「核」である。平和利用という名の、核戦争兵器作出技術。
原発は危険だけではなく、無責任に生活弱者に犠牲を強いる。
原子力ムラは原子力マフィアという犯罪集団。そして誰も責任を取らない。
2013年8月30日(金)首相官邸前の脱原発集会にドラム隊の一員として初めて参加。
原発立地より原発立地拒否した地域がの方が多い。
2014年11月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
分かりやすかった。最近小出先生の本を書店で見なくなったのは残念。
2014年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読んでもなお再稼働に同意できる人っているんだろうか?少なくとも地震国の日本において原発は、いつ暴発するかもわからないような核爆弾を各地で抱えているようなものである。これで戦争でも始めれば、自爆であっさりカタはつきそうなもの。再稼働をしたい人たちはまず例外なく鼻息荒く戦争も厭わない人で、そういう輩が現政権で多数派となっている状況に強い危機感を感じます。
2014年2月25日に日本でレビュー済み
著者,小出裕章先生はフクシマ以前から反原発を掲げ,原発推進派と闘う勇士の一人でした.私は先生の活躍振りをかって動画サイトでみて,多くを教えられ,頼もしくも思っていました.あれから既に3年経ち,何やら雲行きが怪しくなってきています.政府は原発を再稼働させたがっているし,国民も同意しているような雰囲気です.吾らはフクシマを忘れたいのでしょうか.本書には小出先生の無念の思いが充満しています.憤懣やる方ない気持ちでこの本を書かれたと思います.著者たちの努力にもかかわらず,国も国民も変わりませんでした.笛吹けど踊らず,です.国民は無気力だった.長いものに巻かれてしまいました.72頁に“日本は法治国家か?”と題する小考があり,放射性物質が‘放射線隔離区域’に該当するベクレルで広く拡散している,と書かれています.私の知らなかったことなので,一部を編集して次に紹介します.
一平方メートルあたり4万ベクレル以上のところが放射線管理区域だというのであれば,(中略)汚染エリアの面積を合計すると一万数千平方キロメートルになる.この広大な放射線管理区域で今も数百万人が生活し,子どもを産み,子どもを育てているのです.どうしたらいいのか,もうさっぱりわかりません.これが,どれだけの悲劇か想像することもできないほどの悲劇が,今,この瞬間にも,この日本で進行しているということです.一平方メートルあたり4万ベクレルを超えて汚染されたものを,放射線管理区域から持ち出してはいけないというのは,法律で決められたことです.ですから,日本の法令を守るのであれば,一平方メートルあたり4万ベクレルを超えて汚染された土地は放射線管理区域に指定して,一般の立ち入りを禁止しなければいけません.しかし日本政府は,一万数千平方キロメートルという広大な土地を棄てることができないと判断し,人々をそこに残したのです.
この引用が正しければ,吾らの生活権を保障する憲法に反しています.国家権力による隠蔽工作です.小出先生は更に次のように続けました.「日本は法治国家だと自称してきました.国民が法律を破れば国家は処罰します.それなら法律をつくった国家が法律を守るのは最低限の義務だと私は思います.しかし,日本の政府というのは,守るのが無理だとなると,自分が決めた法律を反故にしてしまうのです.そうしたことも含めてこの福島の事故については,ここまできて,なぜその罪を裁けないのかと私は思いますし,絶対にこの事故を起こした責任のある人たちを処罰していかなければならないと思います.」---.私も著者に同意します.責任の所在をあいまいにせず,きちんと裁判で明らかにしなければ異種同根の災いはこれからも再発するでしょう.本書見開きに次の一言が掲げられています.
“過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になる”
1985年,当時の西ドイツ大統領ヴァイゼッカーの演説「荒れ野の40年」にある言葉です.ドイツはナチの犯罪を自らの手で徹底的に糾明し,処罰した.一方の吾らは戦争犯罪を暴かなかった.過去をあっさり水に流してしまった.‘過去を水に流す’ は ‘長いものに巻かれろ’ と同様にこの国の国民性です.いうなれば国民のDNAであれば,半世紀やそこらの時間の経過で国民の体質は変わらない.ドイツは過去を裁き,結果,解放され,今やEUを牽引する大国です.そのドイツはフクシマをみて,早々と原発ゼロに向かった.凄い見切りの早さです.過去に目を閉ざしているこの国に未来は望めるでしょうか.ヴァイゼッカー大統領の言葉は私の胸に突き刺さりました.
吾らはこれから何十年もフクシマに向き合い,生きていかなければならない.その間,避難民は差別され続けるのだろうか.あの人たちの人権はどうなるのだろうか.そうこうしているうちにフクシマはまた暴れるかも知れないし,新たな片仮名書きの原発も生まれないとも限らない.それでも日本人は楽観主義者です.何とかなるさ,ええじゃないか,ええじゃないか,と踊り狂う刹那主義者かも知れません.東京都新知事はオリンピックを成功させて明るい日本にしようと宣言しました.見当違いも甚だしい.フクシマをこのままにして,明るい日本は生まれると思いますか.皆さんにも考えて頂きたく,この本を星5で薦めます.
一平方メートルあたり4万ベクレル以上のところが放射線管理区域だというのであれば,(中略)汚染エリアの面積を合計すると一万数千平方キロメートルになる.この広大な放射線管理区域で今も数百万人が生活し,子どもを産み,子どもを育てているのです.どうしたらいいのか,もうさっぱりわかりません.これが,どれだけの悲劇か想像することもできないほどの悲劇が,今,この瞬間にも,この日本で進行しているということです.一平方メートルあたり4万ベクレルを超えて汚染されたものを,放射線管理区域から持ち出してはいけないというのは,法律で決められたことです.ですから,日本の法令を守るのであれば,一平方メートルあたり4万ベクレルを超えて汚染された土地は放射線管理区域に指定して,一般の立ち入りを禁止しなければいけません.しかし日本政府は,一万数千平方キロメートルという広大な土地を棄てることができないと判断し,人々をそこに残したのです.
この引用が正しければ,吾らの生活権を保障する憲法に反しています.国家権力による隠蔽工作です.小出先生は更に次のように続けました.「日本は法治国家だと自称してきました.国民が法律を破れば国家は処罰します.それなら法律をつくった国家が法律を守るのは最低限の義務だと私は思います.しかし,日本の政府というのは,守るのが無理だとなると,自分が決めた法律を反故にしてしまうのです.そうしたことも含めてこの福島の事故については,ここまできて,なぜその罪を裁けないのかと私は思いますし,絶対にこの事故を起こした責任のある人たちを処罰していかなければならないと思います.」---.私も著者に同意します.責任の所在をあいまいにせず,きちんと裁判で明らかにしなければ異種同根の災いはこれからも再発するでしょう.本書見開きに次の一言が掲げられています.
“過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になる”
1985年,当時の西ドイツ大統領ヴァイゼッカーの演説「荒れ野の40年」にある言葉です.ドイツはナチの犯罪を自らの手で徹底的に糾明し,処罰した.一方の吾らは戦争犯罪を暴かなかった.過去をあっさり水に流してしまった.‘過去を水に流す’ は ‘長いものに巻かれろ’ と同様にこの国の国民性です.いうなれば国民のDNAであれば,半世紀やそこらの時間の経過で国民の体質は変わらない.ドイツは過去を裁き,結果,解放され,今やEUを牽引する大国です.そのドイツはフクシマをみて,早々と原発ゼロに向かった.凄い見切りの早さです.過去に目を閉ざしているこの国に未来は望めるでしょうか.ヴァイゼッカー大統領の言葉は私の胸に突き刺さりました.
吾らはこれから何十年もフクシマに向き合い,生きていかなければならない.その間,避難民は差別され続けるのだろうか.あの人たちの人権はどうなるのだろうか.そうこうしているうちにフクシマはまた暴れるかも知れないし,新たな片仮名書きの原発も生まれないとも限らない.それでも日本人は楽観主義者です.何とかなるさ,ええじゃないか,ええじゃないか,と踊り狂う刹那主義者かも知れません.東京都新知事はオリンピックを成功させて明るい日本にしようと宣言しました.見当違いも甚だしい.フクシマをこのままにして,明るい日本は生まれると思いますか.皆さんにも考えて頂きたく,この本を星5で薦めます.