建築家丹下健三はじめ歴代東京都知事・美濃部亮吉、鈴木俊一、青島幸男、石原慎太郎などをモデルに配した東京新国際空港建設を目指した架空かつ近未来小説。
登場人物から容易に実在人物が推定でき懐かしさと驚きを覚えながら読んだ。
もちろん架空であるが事実部分もかなりあるので大変面白かった。
結局東京の戦後再興は丹下の野望であったのか。
それに踊らされた歴代知事の無能さも現れた作品だった。
一般文学通算1807作品目の感想。2017/01/21 17:25

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TYOミレニア 単行本 – 2012/2/15
森崇 俊
(著)
1970年、後の都知事となる鈴野、天才建築家の名をほしいままにした丹波へ「新東京国際空港を建設せよ」と密命が下る。それは、期せずして江戸開府から繋がる千年都市へのかけはしとなった。臨海地区の埋め立て、お台場への企業誘致、ゲートブリッジの建造……、遂に臨海地区開発は最後の「島」の完成目前に迫る――。都市伝説のごとく語られてきた都市開発の真の企み、東京の発展に心血注ぐ男たちを描ききった都市開発スペクタクル!
- 本の長さ419ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎ルネッサンス
- 発売日2012/2/15
- ISBN-104779007992
- ISBN-13978-4779007996
商品の説明
著者について
1955年、東京生まれ。横浜国立大学経済学部経済学科卒業。不動産鑑定士資格取得。1992年、(株)プロパストを創業し、代表取締役に就任、業容を拡大する。2006年、ジャスダック証券取引所上場を果たす。レゾンデパン大磯、オリゾンマーレ、ガレリアグランデ、ガレリアサーラ、ブリリアマーレ有明などのマンションを供給。2011年、会社を引退し文筆業に転身。本書と同時に『季節、めくり』を執筆、刊行。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎ルネッサンス (2012/2/15)
- 発売日 : 2012/2/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 419ページ
- ISBN-10 : 4779007992
- ISBN-13 : 978-4779007996
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,960,326位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先日、開通したゲートブリッジを渡りました。その先の広大な埋立地、あれは一体何だろうと思いました。空港予定地?どうかは分かりませんが、歴史と地理を組み合わせてたので面白かった。
2012年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東京で暮らして40年程になりますが、この本を読んでその40年間を辿りました。話しの構成としては作者の無理なこじつけもあるでしょうが、この40年は忘れてはいけないと感じました。それがこれからの東京、日本のパワーの源泉に繋がるとも。。
2012年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そう言えば、あの鈴木俊一と丹下健三は確かに仲が良かった。かなり偉大な人たちだったよな。東京オリンピックも大阪万博もこの二人で取り仕切った。それを思い出させてもらった。
2012年3月28日に日本でレビュー済み
全体を通して歴史好きの読者なら江戸や関東大震災からの復興、第二次大戦からの復興や昭和から高度経済成長期の都市計画など書かれていることは殆どが史実に則った事実であり読む意味が無く作者のクリエイティブさは微塵も感じられない。
登場人物にしても、実名と一文字入れ替えるだけなどやっつけ的な設定が目立ち、逆に誰でも想像できる安直な名前にしたかったのならいっそ実名にして「新訳東京の都市計画」などという書名にして作者の提案としてくれれば買うこともなかったのに非常に残念。
久しぶりに買って後悔した一冊
登場人物にしても、実名と一文字入れ替えるだけなどやっつけ的な設定が目立ち、逆に誰でも想像できる安直な名前にしたかったのならいっそ実名にして「新訳東京の都市計画」などという書名にして作者の提案としてくれれば買うこともなかったのに非常に残念。
久しぶりに買って後悔した一冊