よくTV番組で鮎の友釣りを見たりはしていましたが。実は私は海の波止釣りしかしたことがありませんが、この本は実に面白いです。釣り人の心境はまったく同じで共感できるところが多く3時間ほどで感動とともに完読(感読)してしまいました。特に釣り場での81ページの失敗談と同様で、私も買ったばかりのタモを暗いところで黒鯛を釣っていて踏んで割ってしまって悔やんだことがありました。また近くの川でヘラぶなを釣ったのは良いが後でわかったのですが穂先にはヒビ割れが入っていたこともありました。池のへらより川のへらは引きが強いです。この本で、あんな小さな鮎でも穂先が割れるのだなあと感心しました。鮎釣りの竿って本当に長くてしかも急流で釣るので本当に体力が要るのに、よくそんなに遠くまで遠征してまで釣るのはまさに狂気の沙汰ですね。また大いに参考になったのは四国遠征のところで水不足ではつれない、ダムが放流しで増水したら釣れるとのことでした。海釣りでも同様で満潮になって潮が満ち出すと釣れ出すのは共通原理だと発見できたことでした。著者の興奮が伝わってくる読みやすい文章です。イラスト地図が入っているですがいまいちよくわかりくいのが残念で、ネットで詳しく調べる楽しみを残してくれています。「最新脳科学でわかった五感の驚異」の書評では釣り糸の感覚で魚の種類や年齢までわかる釣りの達人の話がでてくるとのこと、私も早くその境地に立てればと思いました。
他にお薦めの関連書の「野山の名人秘伝帳」レビューも読んでみてください。

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さすらいの釣り旅 単行本 – 2010/12/20
荻野 敏文
(著)
北海道、東北、北陸、関東、果ては近畿や九州まで、ひたすらに渓魚を求め渓流を練り上って渓流釣り旅をする男の紀行文。その川ごとに秘められている釣り場の各スポットでしか味わえない様々なエピソードは軽快。未知なる自然への探求、男の熱い釣り旅の思いがつまった一冊。
- 本の長さ284ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎ルネッサンス
- 発売日2010/12/20
- ISBN-104779006422
- ISBN-13978-4779006425
商品の説明
著者について
埼玉県生まれ。埼玉県立熊谷高校を卒業。埼玉県警警察官を経て、1975年に関東陸運株式会社を、1992年に関東パック株式会社をそれぞれ設立。現在は両社の代表取締役社長。
著者について
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