導入部分がちょっと長くてじれったいとは思ったけれど、まるでユーミンのような、情景が思い浮かぶ文章の描画には独特のセンスを感じました。
一般人のヒエラルキーでは垣間見れない作者のハイソサエティさがチラホラと。ターゲット層は男ではないのではないのでしょうが、男性が読んでもオンナゴコロの勉強にはなると思います。今どき、結婚している女性がときめいてはイケナイなんてロジックは通用しないのですね。ところで、この本に出てくるグルメな食品やグッズがパッケージされたら、売れそう。男が女性へプレゼントに困ったときに、ちょっと参考にしたほうが良いようなアイテムが宝探しできそうです。
お洒落な雑誌の主人公の10年後の生活みたいな物語に引き込まれます。

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Mon Cheri My Love 愛しい人 単行本 – 2009/4/10
三島 有為子
(著)
麻子、38歳。学生時代はファッション雑誌の人気モデルとして脚光を浴びる。卒業後は、フランスの老舗ブランドの広報(プレス)として華々しく活躍。今は、5歳になる一人娘・アリッサのお受験準備に奮闘中。夫・晋太郎は大学時代、チームを日本一に導いたラグビーの花形選手で、現在は父親が経営する大会社の重役。一家は六本木ヒルズに住み、幸せを絵に描いたような生活を送っていた。物語は、麻子の小学校時代からの大親友の英理子と恭子に10年ぶりに再会したことで、大きくうねり始める。「私は幸せなのだろうか。いや本当は、自分に『幸せだ』と言い聞かせていただけなのかもしれない……」。自問自答する麻子の前に、ひとりの男性が現れる。彼の名は長谷川尭。彼は麻子にこう尋ねる。「麻子さん、今、幸せですか」と。 紆余曲折を経て、麻子が出した結論とは――。人生の岐路に立つアラフォー世代の女性必読! 大人のラブ・ストーリィ。パリ市街の地図と、フランスにまつわるファッション・ブランド・ショップ・スイーツに関する用語解説も、一読の価値あり。
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎ルネッサンス
- 発売日2009/4/10
- ISBN-104779004160
- ISBN-13978-4779004162
商品の説明
著者について
東京都出身。南カリフォルニア大学教養学部スペイン語学科卒業。
著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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2010年9月3日に日本でレビュー済み
2010年9月8日に日本でレビュー済み
作者の洗練された大人のセンスは、美しい装丁だけではなく本書の随所にみられます。本書に登場するファッション、グルメ、コスメ、スポットはどれも実在するもので、それぞれミニ解説がついており、セレブ的生活のガイドブックとしても楽しめました。主人公のようなライフスタイルには手は届かなくても、本書で紹介されているマカロンを食べたり、レストランへ行ったり、音楽を聴いたりするだけでもセンスが磨かれそう!
現在NYCに在住しているのですが、本書で紹介されているブティックに週末行ってきたところです。NYCのほかにも東京/フランス/LAのおしゃれなスポットが数々紹介されており、これらのスポット巡りをしても楽しそう。
主人公のライフスタイルは、私には馴染みのないものでしたが、細かな描写にリアリティーがあり、お受験を控えるセレブママたちの日常生活を実際にみているようでこれまた楽しめました。また、アラサーとしては登場人物であるアラフォー女性3人の三者三様の生き方(麻子:専業主婦、お受験に奮闘/恭子:未婚、キャリアーウーマン/絵理子:国際結婚、子供なし)にも強い興味を持ちました。3人ともはたから見れば誰もがうらやむような華やかで何不自由のない生活を送っているのですが、それぞれ悩みや葛藤を抱えており、そんな彼女たちに共感を持ちました。本を読みながら、日本版SEX AND CITYのようなイメージが膨らみ、スクリーンでこの作品をみたくなりました。
本書は小説としても、おしゃれ指南書としても、ガイドブックとしても楽しめるお勧めの一冊です。
また、本書を通じて作者のフランスへの深い愛情を感じました。フランスをこよなく愛する作者によるフランスを舞台にした作品を今後期待します!
現在NYCに在住しているのですが、本書で紹介されているブティックに週末行ってきたところです。NYCのほかにも東京/フランス/LAのおしゃれなスポットが数々紹介されており、これらのスポット巡りをしても楽しそう。
主人公のライフスタイルは、私には馴染みのないものでしたが、細かな描写にリアリティーがあり、お受験を控えるセレブママたちの日常生活を実際にみているようでこれまた楽しめました。また、アラサーとしては登場人物であるアラフォー女性3人の三者三様の生き方(麻子:専業主婦、お受験に奮闘/恭子:未婚、キャリアーウーマン/絵理子:国際結婚、子供なし)にも強い興味を持ちました。3人ともはたから見れば誰もがうらやむような華やかで何不自由のない生活を送っているのですが、それぞれ悩みや葛藤を抱えており、そんな彼女たちに共感を持ちました。本を読みながら、日本版SEX AND CITYのようなイメージが膨らみ、スクリーンでこの作品をみたくなりました。
本書は小説としても、おしゃれ指南書としても、ガイドブックとしても楽しめるお勧めの一冊です。
また、本書を通じて作者のフランスへの深い愛情を感じました。フランスをこよなく愛する作者によるフランスを舞台にした作品を今後期待します!
2010年9月2日に日本でレビュー済み
東京・パリを舞台にお受験や寂しさに翻弄されるマダムを描いた作品。源氏物語へのオマージュとなっている。
脚注には本文に登場するレストラン・カフェあるいはスポットについての情報が豊富に紹介されており、小説としてだけではなく、グルメ本としても活用可能。
本書に登場するお店・スポット等は非常に洗練された高級感あふれるところであり、かつ味等も折り紙付きである。家族や恋人と実際に訪れれば十分楽しむことができるだろう。
脚注には本文に登場するレストラン・カフェあるいはスポットについての情報が豊富に紹介されており、小説としてだけではなく、グルメ本としても活用可能。
本書に登場するお店・スポット等は非常に洗練された高級感あふれるところであり、かつ味等も折り紙付きである。家族や恋人と実際に訪れれば十分楽しむことができるだろう。