中高一貫校、中高大エスカレーター校、そこに我が子が入学できれば安心だと
思うこともありますが、それにはリスクもありますよと、警鐘を鳴らす本です。
中学受験の弊害(リスク)として、
①子どもが勉強嫌いになりやすい。
②親や世間が考えるほど人生で有利に働かない。
と書いてあります。
そして、高校受験のメリットがしっかりと書かれています。
中学受験のリスクと高校受験のメリットを比べたら、
高校受験を選ぶことは賢いことだと感じました。
私の子ども(二人)は、公立中から高校受験をしましたが、
本人も親も、それでよかったと感じています。
中学受験を本気で考えている方は、進学塾や家庭教師の方とは
違った観点からの意見として、読んでみる価値があると思います。

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中学受験が子どもをダメにする (幻冬舎ルネッサンス新書 か 6-1) 新書 – 2015/4/8
管野 淳一
(著)
中学受験はわが子の人生をより良くしてくれると、多くの親は信じています。
しかし、詰め込み型の勉強を強要する中学受験は、実は子どもの能力を奪っているのです。
これからの時代に必要な能力は、みずから「本当の学力」を身につける過程でしか育ちません。
そのために親ができることを、1万人以上の教え子を持つ著者が熱く伝授してくれる、斬新でユニークな教育論です。
しかし、詰め込み型の勉強を強要する中学受験は、実は子どもの能力を奪っているのです。
これからの時代に必要な能力は、みずから「本当の学力」を身につける過程でしか育ちません。
そのために親ができることを、1万人以上の教え子を持つ著者が熱く伝授してくれる、斬新でユニークな教育論です。
- 本の長さ219ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2015/4/8
- ISBN-104344972090
- ISBN-13978-4344972094
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商品の説明
著者について
管野 淳一 (カンノ ジュンイチ)
1977年より塾講師、高校教師を務め、1984年「入試で燃え尽きない学力」をスローガンに進学塾を創立。
当時学習塾としては異例の「目先の点数を追わない」思考力・記述力重視の教育方針を打ち出す。
その後小学生には国語算数など従来の教科の枠組みを外し、
ヒューマンサイエンス、ナチュラルサイエンスなどの統合型授業や中学生のディベート授業、
高校生対象のリーダーシップ講座など大胆かつ時代の先端を行く改革を押しすすめる。
2013年教育研究所ARCSを設立。現在講演活動などを通して「本物の教育」を発信中。5児の父でもある。
1977年より塾講師、高校教師を務め、1984年「入試で燃え尽きない学力」をスローガンに進学塾を創立。
当時学習塾としては異例の「目先の点数を追わない」思考力・記述力重視の教育方針を打ち出す。
その後小学生には国語算数など従来の教科の枠組みを外し、
ヒューマンサイエンス、ナチュラルサイエンスなどの統合型授業や中学生のディベート授業、
高校生対象のリーダーシップ講座など大胆かつ時代の先端を行く改革を押しすすめる。
2013年教育研究所ARCSを設立。現在講演活動などを通して「本物の教育」を発信中。5児の父でもある。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2015/4/8)
- 発売日 : 2015/4/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 219ページ
- ISBN-10 : 4344972090
- ISBN-13 : 978-4344972094
- Amazon 売れ筋ランキング: - 544,700位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学校での体罰が横行してた時代背景を加味すると、本書にあるような殴って更生させること自体は今ほどの問題を含んでなかったと考えられる。けれど、印象的な出来事とはいえ書籍に載せる必要はなかったのではないか?とも思う。ただ少なくとも、その話はあくまで一例で、取り立てて話すトピックではないだろう。
中学受験がこどもをダメにする理由のうち、失敗したときの挫折感による人生への悪影響は確かにあるだろう。ただ、私立中学の実態が本書に書かれているほど悲惨ということには同意しかねる。
ここに書かれているようなことは、当然学校に固有の話で、学校毎の校風がそれぞれ異なる私立を一括りに論ずることはできないだろう。
中学入試の受験勉強がこどもに悪影響を与える恐れについて、過度に心配しすぎな気もする。学びの本質とは言えないのは分かるが、受験勉強と割り切ってするのではいけないだろうか。本質を追求する学びと、受験としての学びは両立できないのか?その可能性を考えると、私立中学入試=悪とは断定できないだろう。
いろいろ書いたが、本書は今までにない視点を投じるという意味では有意義である。筆者の考えに賛同する、賛同しないなど意見は割れるだろうが、改めて考えるいい機会になるだろう。
中学受験がこどもをダメにする理由のうち、失敗したときの挫折感による人生への悪影響は確かにあるだろう。ただ、私立中学の実態が本書に書かれているほど悲惨ということには同意しかねる。
ここに書かれているようなことは、当然学校に固有の話で、学校毎の校風がそれぞれ異なる私立を一括りに論ずることはできないだろう。
中学入試の受験勉強がこどもに悪影響を与える恐れについて、過度に心配しすぎな気もする。学びの本質とは言えないのは分かるが、受験勉強と割り切ってするのではいけないだろうか。本質を追求する学びと、受験としての学びは両立できないのか?その可能性を考えると、私立中学入試=悪とは断定できないだろう。
いろいろ書いたが、本書は今までにない視点を投じるという意味では有意義である。筆者の考えに賛同する、賛同しないなど意見は割れるだろうが、改めて考えるいい機会になるだろう。
2016年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、特に目からうろこが落ちるような内容ではなかった。
筆者は中学受験を全否定はしないものの、ほぼ、否定的にのみ評価している。
この本を勧めるとしたら、どういう人が対象なのか?
上の子が中学受験して、失敗だったと思っている親だったら納得するかもしれない。
本書で指摘している弊害が、中学受験そのものの問題であるとは思えない。
どんな子が、どの学校を志望して、どのように頑張ったのか。
その結果、うまくいくこともあり、失敗かなと思うこともあるのが、子育てである。
中学受験は、不合格でも公立に行けばよいし、大学は浪人という選択もある。
しかし高校受験は、どこかには合格しないといけない、厳しい試練である。
そこで、どう判断するかは、親の考え方と子どもによって、違ってくるだろう。
わが子は、一年間の通塾で中堅私立中学に進学し、楽しく通学している。
無理なく学習を進め、充実した受験の一年間であった。
先は長く、これからしっかり導くことが親の務めと思っている。
筆者は中学受験を全否定はしないものの、ほぼ、否定的にのみ評価している。
この本を勧めるとしたら、どういう人が対象なのか?
上の子が中学受験して、失敗だったと思っている親だったら納得するかもしれない。
本書で指摘している弊害が、中学受験そのものの問題であるとは思えない。
どんな子が、どの学校を志望して、どのように頑張ったのか。
その結果、うまくいくこともあり、失敗かなと思うこともあるのが、子育てである。
中学受験は、不合格でも公立に行けばよいし、大学は浪人という選択もある。
しかし高校受験は、どこかには合格しないといけない、厳しい試練である。
そこで、どう判断するかは、親の考え方と子どもによって、違ってくるだろう。
わが子は、一年間の通塾で中堅私立中学に進学し、楽しく通学している。
無理なく学習を進め、充実した受験の一年間であった。
先は長く、これからしっかり導くことが親の務めと思っている。
2016年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の主張はデータもなければ論理もなく
かつて高校教師をしていたことのある長年塾講師をしていた人の何となく感じていることを述べただけの本
中学受験が駄目で、高校受験はしなければならない理由も明確にされていないし
今どきの親批判、子供批判、学校批判に終始しているがどの欠点も著者の思い込みに過ぎず
塾講師として表面的に子供をみている結果であると感じるような内容である
全般的に昔の子育てを持ち出して礼賛しているがその事にまた納得のいく理由づけがされていない
何よりタイトルの中学受験が子供をダメにする
という理由が著者のフィーリングでしかない
かつて高校教師をしていたことのある長年塾講師をしていた人の何となく感じていることを述べただけの本
中学受験が駄目で、高校受験はしなければならない理由も明確にされていないし
今どきの親批判、子供批判、学校批判に終始しているがどの欠点も著者の思い込みに過ぎず
塾講師として表面的に子供をみている結果であると感じるような内容である
全般的に昔の子育てを持ち出して礼賛しているがその事にまた納得のいく理由づけがされていない
何よりタイトルの中学受験が子供をダメにする
という理由が著者のフィーリングでしかない
2015年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本題に『いったいどういうことなのかしら』と疑問と興味をもちました。実は私自身も中学受験経験者の親です。
中学受験が、子どもの人生をより良くしてくれるという固定観念を見事に覆させられました。中学受験の詰め込み勉強が子どもの自主性や能力の開花の妨げになっていることが分かりやすく解説してあります。子育てに役立つノウハウや今までの教育常識を覆す内容が満載で目からウロコでした。
著者は教育現場で一万人以上の教え子を世に出し、本音で生徒とその親御さんとしっかり向き合っている様子やエピソードが熱く語られており、親としてとても参考になり好感がもてました。また、 子どもがこれからの時代を生き抜く能力を育てるには『本当の学力』を身につける過程に人生をより良く生きるためのヒントがあることに気づかされ、ハッとしました。そのためには親自身が変わり、自分自身と向き合うなど、子育てに必要な教育論が斬新かつユニークに語られている心のパートナーともいえる一冊でした。
中学受験が、子どもの人生をより良くしてくれるという固定観念を見事に覆させられました。中学受験の詰め込み勉強が子どもの自主性や能力の開花の妨げになっていることが分かりやすく解説してあります。子育てに役立つノウハウや今までの教育常識を覆す内容が満載で目からウロコでした。
著者は教育現場で一万人以上の教え子を世に出し、本音で生徒とその親御さんとしっかり向き合っている様子やエピソードが熱く語られており、親としてとても参考になり好感がもてました。また、 子どもがこれからの時代を生き抜く能力を育てるには『本当の学力』を身につける過程に人生をより良く生きるためのヒントがあることに気づかされ、ハッとしました。そのためには親自身が変わり、自分自身と向き合うなど、子育てに必要な教育論が斬新かつユニークに語られている心のパートナーともいえる一冊でした。
2016年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
我が家は子供の教育に関しては放置型だったのですが、今のままでいいのかな?と思い、この本を読んでみました。
この本では中学受験のことだけを言っているのではなく、子供の自律的学習意欲と親の関与の関係を説明しています。
結果的に「親のエゴ」による学校選択もせず、「自我の芽生え」を促していたと、我が家の方針を良い風に捉えました。
この本では中学受験のことだけを言っているのではなく、子供の自律的学習意欲と親の関与の関係を説明しています。
結果的に「親のエゴ」による学校選択もせず、「自我の芽生え」を促していたと、我が家の方針を良い風に捉えました。
2016年1月23日に日本でレビュー済み
結局中高一貫が進学実績が高く見えるのは教育の質が良いからというわけではなくて、もともとの器量のある生徒の分布を人為的に濃縮しているからというだけのことなのですよね。
実際、近年は往々にしてセンター試験を利用して有力私立大学へ1人に数十学部出願させて合格実績の数字を稼ぐとか、生徒自身の適性などお構いなしで有名国立大の比較的入りやすい学部に出願させるという歪んだ受験指導がかなり見受けられることを考えると、高校はできれば公立に行くにこしたことはないかもしれない、と思います。
ただ、中学受験というのは、人より知的好奇心が豊かだったり、ユニークな趣味をもっていたり、心身の弱点からいじめに遭いやすかったりなど、公教育の場では快適に過ごしにくいタイプの子どもが、「十代の日々それ自体」を自分らしく生きられる場を得るための選択肢のひとつとはいえます。それだけに、「学力以外に求めるもの」があるならば受験を考えるのもありですが、「将来への効用」に過度に期待すべきではないと思います。
実際、近年は往々にしてセンター試験を利用して有力私立大学へ1人に数十学部出願させて合格実績の数字を稼ぐとか、生徒自身の適性などお構いなしで有名国立大の比較的入りやすい学部に出願させるという歪んだ受験指導がかなり見受けられることを考えると、高校はできれば公立に行くにこしたことはないかもしれない、と思います。
ただ、中学受験というのは、人より知的好奇心が豊かだったり、ユニークな趣味をもっていたり、心身の弱点からいじめに遭いやすかったりなど、公教育の場では快適に過ごしにくいタイプの子どもが、「十代の日々それ自体」を自分らしく生きられる場を得るための選択肢のひとつとはいえます。それだけに、「学力以外に求めるもの」があるならば受験を考えるのもありですが、「将来への効用」に過度に期待すべきではないと思います。
2015年5月10日に日本でレビュー済み
「(知識詰め込み型の)中学受験が子供をダメにする」
このような理論を真正面から展開されたら、あなたはどう感じるだろうか?
この本は、進学塾の講師&主催者の菅野淳一さんが、30年以上にも及ぶ経験を新書版としてまとめたものであるが、実際にこの本を読んでみると、中学受験や、学校(特に偏差値上位校と言われる中高一貫校)に関する幻想がことごとく否定されてしまうのがはっきりと実感できる。
もちろん、著者の菅野さんは中学受験そのものを全否定しているわけではないが、現代の日本では、私立の中高一貫校や、偏差値上位大学を卒業しても、安定した職に就けるとは限らなくなっている。
その理由は、「正解は必ず1つである」という、旧来のペーパーテストの前提が時代にそぐわなくなっているからである。
つまり、幼少期や、小学生の頃から「正解は必ず1つである」問題の解法ばかりを詰め込まれた子供は、後で大変な思いをしてしまうのである。
なお、この本では著者の菅野さんが、中学受験のためのクラスを廃止した理由についても簡単に書かれていたが、実際にこの部分を読んでみると、(知識詰め込み型の)中学受験が子供たちに重大な悪影響を及ぼしていることがすぐに理解できる。
そのことを考えると、この本を読む価値は非常に高いと言える。
もちろん、この本の内容は中学受験の弊害以外にも、まだまだ数多くあるが、いずれにしろ、この本には私を含めた、多くの人が抱いているような、中学受験の甘いイメージを一発で吹き飛ばす力を持っているのは明らかと言える。
だから、中学受験で「こんなはずではなかった!」という思いをしたくない人は、まずこの本を読んで欲しいと思う。
このような理論を真正面から展開されたら、あなたはどう感じるだろうか?
この本は、進学塾の講師&主催者の菅野淳一さんが、30年以上にも及ぶ経験を新書版としてまとめたものであるが、実際にこの本を読んでみると、中学受験や、学校(特に偏差値上位校と言われる中高一貫校)に関する幻想がことごとく否定されてしまうのがはっきりと実感できる。
もちろん、著者の菅野さんは中学受験そのものを全否定しているわけではないが、現代の日本では、私立の中高一貫校や、偏差値上位大学を卒業しても、安定した職に就けるとは限らなくなっている。
その理由は、「正解は必ず1つである」という、旧来のペーパーテストの前提が時代にそぐわなくなっているからである。
つまり、幼少期や、小学生の頃から「正解は必ず1つである」問題の解法ばかりを詰め込まれた子供は、後で大変な思いをしてしまうのである。
なお、この本では著者の菅野さんが、中学受験のためのクラスを廃止した理由についても簡単に書かれていたが、実際にこの部分を読んでみると、(知識詰め込み型の)中学受験が子供たちに重大な悪影響を及ぼしていることがすぐに理解できる。
そのことを考えると、この本を読む価値は非常に高いと言える。
もちろん、この本の内容は中学受験の弊害以外にも、まだまだ数多くあるが、いずれにしろ、この本には私を含めた、多くの人が抱いているような、中学受験の甘いイメージを一発で吹き飛ばす力を持っているのは明らかと言える。
だから、中学受験で「こんなはずではなかった!」という思いをしたくない人は、まずこの本を読んで欲しいと思う。