山猫先生 オランダへゆく
オランダへ行くことになってしまった日本人の山猫先生が、ウミネコに囲まれて体験した驚きの異文化体験。
- ジャンル
- 詩 単行本
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 鈴木康子・著
- ISBN
- 9784344971967
- 判型
- 4-6 ・ 244ページ
- 出版年月日
- 2016/4/12
内容紹介
恩師・永積洋子先生から「オランダ語を習ってみませんか」と言われたことがきっかけで、あれやこれや、気が付いたらウミネコの国・オランダへ渡ることになった山猫先生。そこで待っていたのは、部屋に飾られた菊の花、狭い螺旋階段、逆回転ブレーキ自転車に、トホホな食事・・・・・・、これまでにない異文化体験だった。冬は寒くて、天候もまったく安定しないし、話を聞いただけならまったく楽しく思えないそんな国、しかし、その中でも生きるウミネコたちは明るくて強く、そこに流れる時間は、運河のように穏やかだった。そんなウミネコの国・オランダの生活は、日本で忙しく生きていた山猫先生を静かに癒やしていく。
■著者紹介
東京生まれ。中央大学文学部国史学科卒、同大学院文学研究科国史学専攻博士課程単位取得終了。史学博士（中央大学）。オランダ政府留学生としてオランダ国立ライデン大学史学科へ留学、ライデン大学エリオン財団奨学生、日本学術振興会特別研究員（P.D.）。中央大学文学部・慶應義塾大学文学部非常勤講師を経て、現在、花園大学文学部日本史学科教授。
専門は、日本近世史、日蘭貿易史、長崎地域史。著書に『近世日蘭貿易史の研究』（思文閣出版）、『長崎奉行』（筑摩書房）、「JapanNetherlands Trade 16001800:The Dutch East India Company and beyond」（京都大学学術出版会、トランス・パシフィック・プレス社との共同出版）などがある。
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