著者インタビュー

時には編集者とぶつかり合うことも。お互いに良いもの作ろうと必死でした。

物の色や形、素材など美の基準となるものを、統計学的にスケール化した「テイスト・スケール法」。この方法を使えば自分に似合うメガネのデザインや素材がわかり、しかもファッションのトータルコーディネートのセンスがぐんとアップします。
40歳以上の女性必読の、おしゃれマニュアル。

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『40歳からのメガネ美人』

幻冬舎ルネッサンスで2冊出版をしている八尾典子さん。「メガネは可愛くないからかけたくない」と考える女性にメガネが持つ魅力を伝えるため、講演会やイベントなど幅広く展開されています。今回はそんな八尾さんに、出版について伺いました。

 

―執筆されたきっかけを教えてください。

メガネの魅力にとりつかれてしまったことがきっかけです。
ずっと眼鏡矯正器具としてだけでなく、おしゃれなアクセサリーとしてのメガネをもっと知っていただきたいと思っていました。例えば自分の印象を変えたいなど、人の深層心理と関係しているところがあります。私自身、メガネをかけたことによって、違った自分になれた気がしています。メガネには、本当に背中を押してもらいました。その魅力をどうやったら皆さんに伝えていけるだろうと考えていたときに、勉強してみようと決めました。パーソナルカラーやテイストスケール法を取り入れて、みなさんに伝えていき、ゆくゆくはメガネに関わる仕事をしたいというのが、私の一つの目標でした。

―メガネの魅力を知ったきっかけを教えてください。

ずっとコンタクトを使っていたんですが、老眼でメガネをかけるようになりました。度が強くて厚いレンズになってしまうので、もう本当に、近くだけが見えるメガネからはじめたんです。そうして過ごしていくうちに、洋服と合わせることで女性の肌を若々しく見せてくれたり、顔色をよく見せてくれたりと、メガネってアクセサリー感覚で使えるものなんだと気がつきました。

それから、色や形にこだわりを持つようになって……。色同士の相性など、理論をつけて考えるようになりました。そして、さらに多くの人に知ってもらいたいと思うようになりました。

―現在、色々な表現方法がありますが、「出版」を選ばれた理由は何だったのでしょうか?

そうですね。読んだ後も形に残っていて、いつでも読み直せることも、本にしかない良さだと思います。私の2冊目の本に関しては、コラージュの形で見せていくことが中心になりましたが、これも絶対に本でないと伝えられないことだと強く感じました。同世代に向けて書いたので、私の友人から「絵本みたいだ」「夜、寝る前に読むととっても楽しい!」って言ってもらえたことが、特に嬉しかったですね。そのように大事にしてもらえるなんてとても感動しました。

―初めて本を作るにあたって、不安はありましたか?

本をつくる不安というよりも、50才を迎えての焦りがあったと思います。
母として、妻としてではなく、八尾典子という一人の人間として何ができるだろうって。それを探すのに本当に必死だったと思います。今でも当時、毎日朝日が昇る前に起きて原稿を書いていたことをよく覚えています。やっぱり朝って頭が一番冴えますよね。もちろん苦労もありました。やっぱり人にそれを伝えることの難しさは痛感しましたね。でも、わからないと文句ばかり言っている私を、担当編集者が前に進めてくださいましたので、本当に助かりました。苦労もありましたが、充実した時間を過ごせた良い思い出でもあります。

―幻冬舎ルネッサンスをお選びいただいた理由を教えてください。

広く皆さんに知られている出版社だと感じたのが大きいですね。せっかく出版するのであれば、聞いたこともない出版社よりも、メジャーで安心できるところがいいと思いました。自費出版は詐欺に近いものもあると聞いていたので……。自分の大事な本はきちんとしたところで出したいと思っていました。
実際に編集者とお話をして、さらに安心して逆に私が幻冬舎ルネッサンスの編集者に惚れ込んでしまいましたね。

―編集者とのやりとりで印象深いエピソードはありますか?

本の帯をどうするか、二人の意見をぶつけ合ったときのことはよく覚えています。
私はメガネをアクセサリーと捉えたかったので、帯に「老眼鏡」と入れるのが嫌だったんです。しかし、担当編集者はターゲットとなる読者にしっかり届けるために「老眼鏡」という言葉を帯に入れた方がいいと。意見がわかれましたね。私も後に引きませんでしたが、お互いに良いもの作ろうと必死でした。今思えば、あのやりとりは絶対に必要だったのだと思います。

―イベントや講演会のオファーが増えましたね!

出版後は講演会やブログを通じて伝えていく場面も多くなりました。時間はかかりましたが、私の考えが皆さんの中に浸透してきたと感じています。時間をかけてゆっくりと伝えていける、それが本の魅力ですね。インターネットだとじわじわとした広がり方はしないと思うんです。出版したおかげで、地道ですけど確実にいろいろな方に興味を持っていただけました。

イベントや講演会のオファーが増えたのは、出版しているということで私に信頼感が備わり、さらに幻冬舎ルネッサンスから出しているという価値も加わっているのだと思います。周りからは「すごいね!」って言っていただきました。

―出版を考えている方へメッセージをお願いします。

伝えたいことがあるなら、それを自分の頭で整理して、洗練された形にしなければいけないと思います。どんなに頭の中で言葉にしても、書くことで初めて見えてくるものが絶対にあります。伝えたいことを整理するためには、本を出すのが一番いい方法なのではないでしょうか。

普段感じていることを言葉にする作業は苦労もありましたが、本という形になったときに、自分の考えが誰にでも理解でき、かつ何年経っても変わることのない普遍的なものになりました。他にも、人からの信頼を得ていく仕事において、本の著者であることは、大きなポイントだと思います。これも出版でなくては得られないものなのではないでしょうか。


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