コラム

コラム

自費出版:HOME > コラム > なぜ人は本を書くのか?表現欲求の根源を知る(1) 【幻冬舎 見城徹の特別インタビュー】  

コラム

なぜ人は本を書くのか?表現欲求の根源を知る(1)

【幻冬舎 見城徹の特別インタビュー】

 

――何かを表現したい。
――そのために本を書きたい。
――書いた本を出版したい。

本の出版を志す方なら、ある日突然このような欲求が沸いてきた経験があるのではないでしょうか。

しかし、なぜ自分はそう思うのか、何のために出版をするのか、その理由まで考えたことはありますか。

幻冬舎の代表取締役社長 見城徹は、そうした人の表現欲求について、「表現とは究極の自己救済だ」と語っています。

本コラムでは、見城氏のインタビューからこの言葉の真意を辿り、『表現の本質』について考えていきます。

 

人は3大欲求が満たされても満足できない。『表現』をすることで救われ、前へ進める

 

『表現』をするという欲求以前に、人には3大欲求というものがあります。食べたり、寝たり、セックスしたり・・・という本能的な欲求で、人間の生を支えるために不可欠な行為です。

しかし、数々の作家と向き合ってきた見城氏は、「人間には、食べたり寝たりセックスしたりという本能的なものとは別に、『どうしてもそれをしなくては前に進めない』という欲求がいくつかある」と語っています。

それが『表現欲求』であり、人は表現をすることで自分の気持ちが整理され、癒され、満たされる・・・言わば救いを得ることができると言います。

人は救いを得て前向きに生きることができるため、逆に言えば、人は『表現』なしに前へ進むことはできない。それが見城氏の見解のようです。

 

徹底的に自己と対峙し、オリジナリティを描くこと

 

 では、その表現をする上で作品づくりに取り組む訳ですが、出版においてはどのように表現することが望ましいのでしょうか。

作品づくりに置いて重要なことは、「自分のオリジナルな世界を作れるかどうか」であると見城氏は語っています。一般論で表現するのではなく、自分の人生と対峙し、内面に迫ることで得た独自性=オリジナリティがなければ、読者の心を掴むことはできません。

こうした描く上で必要な一連の行いをすることは、体力も時間も要する大変な作業です。
しかし、著者がそれだけ覚悟を持って取り組んだ作品には、たくさんの才能や可能性が潜んでいます。読者にそれを感じさせるものこそが、オリジナリティを持つ作品であると言えます。

そして見城氏は、その才能や可能性を「見逃さずに引き上げていくのが編集者の役割」であるとも語っており、著者にはオリジナリティを魅せる努力、編集者はそれを見出す努力が必要になるのでしょう。

 

参考:『見城徹特別インタビュー』

次回も引き続き、表現欲求に関するコラムをお届けします。

 
一覧に戻る

その他のコラム

大人になったからこそ読んでほしい児童書
  皆さんは、子どもの頃、どんな本を読んでいましたか?本が大好きな皆さんは、小さい頃から、絵本や児童書な…
あなたもきっとなれる!本屋大賞受賞者に見る小説家への道  
2017年4月11日、今年度の本屋大賞が発表されました。 大賞作品は恩田陸著の『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎刊)です。なんと…
今日からできる!語彙力をアップさせる3つの方法
  草花がいきいきと芽吹く、暖かな季節となりました。 見渡す限り満開の桜の花がとてもきれいですよね 絶好…
春、新生活にさみしさを覚えたら読む本3選
 この春、新しい生活を始めた方も多いのではないでしょうか。 進学、就職、そしてそれを機にお引越しされた方も。  そ…
のど、別丁扉……意外と知らない本の部位の名称
  こちら、ある日の編集部の会話。   A「こちら○○のゲラなんですけど、Bさんどう思いま…

お電話によるご相談はこちら
お電話でお問合せ
お電話受付時間(平日10:00~20:00)
幻冬舎ルネッサンス新社公式アカウント