コラム

コラム

自費出版:HOME > コラム > 自費出版した本は本当に有名書店に並ぶのか/出版トラブル対策講座(2)

コラム

自費出版した本は本当に有名書店に並ぶのか/出版トラブル対策講座(2)

 前回は、自費出版は儲かるのか?黒字になるのか?また、1冊でも多く売るにはどのような本づくりをすべきか解説しました。

しかし、実際に売るといっても、自費出版した本は本当に有名な書店にならぶのか?という疑問もあるでしょう。

そこで今回は、流通についてお伝えしていきます。

 

自費出版の書籍は本当に有名書店に並ぶのか?

 

これは結論から言うと、「指定した有名書店に絶対に並ぶ」という確約は難しくなります。そのため、「並ぶ可能性がある」という認識を持つようにしましょう。

そもそも『自費出版』とは何か。自費出版で得られる利益と書店流通についてでもお伝えしましたが、どの書店にどんな書籍を配本するのかは、卸業務を委託している取次が中心となって決定しています。ですから、人気書籍を多数出版して書店の売り上げに貢献していたり、取次と強い関係値がある、といった大手出版社でないと、希望の書店にたくさんの書籍を流通させることは難しくなります。

また、流通させると確約していても、売れずに返品となれば書店から戻ってきてしまいますし、取次や書店には「自費出版の書籍は商業出版ほど売れない」というネガティブなイメージも持たれがちですから、流通させる部数を抑えられてしまう可能性があるのです。

 

“商業出版”として流通できる、営業機能がある出版社を選ぶ

 

こうした理由から、置いてほしい書店に流通されない、部数が少ないといった問題を回避するためには、出版社が書店への営業機能を持っていたり、商業出版と同じ扱いで流通させることができる必要があります。

流通をすべて取次に任せてただ配本してもらうだけでは、書籍がヒットしない限り部数は増えません。出版社が各書店に注文取りの電話などを行い、書店が指定する取次経由で取り扱ってもらえるのかを伺う、いわゆる営業機能があれば、希望の書店に1冊でも多く配本される可能性あります。

また、自費出版でも商業出版と同じ流通網で配本することができれば、取次や書店側は自費出版の書籍だという認識を持たず、純粋に面白そう、売れそうであれば書店に置いてもらえる可能性があります。一流作家の書籍と同じスペースに並べられる場合もあるため、より多くの人に手にとってもらい易くなるでしょう。

 

以上のように、自費出版による儲けや配本について予備知識がないと、後々トラブルに発展してしまうケースが多くみられます。

どうしたら回避できるのかを知っておき、出版社がそれに対応できるのか、ほかに対処方法を提案してもらえないかをよく話し合い、出版すべきかを決めていきましょう。

 
一覧に戻る

その他のコラム

「戦国時代の歴史小説の原稿を書いているのですが、事実の調査ができない部分があり、頓挫してしまっています」/出版のお悩み相談
  毎回好評をいただいている「出版のお悩み相談」コラム。 今回は、歴史小説執筆についてのお悩みです。 …
エッセイ執筆でスランプに陥ったときに整理すべき3つのポイント
自分の経験をつづるエッセイは身近なものであるため親しみやすく、「私もエッセイを書いてみたい」と考える人は多いのではな…
児童文学を書くときに気をつけたい3つのポイント
子どものころ、誰もが一度は物語の世界に憧れます。 「不思議の国のアリス」や「ナルニア国物語」、「赤毛のアン」など、…
写真集の出版を検討する人がまず考えたい3つのこと
スマートフォンやミラーレス一眼カメラなどの普及により、誰でも簡単にきれいな写真を撮ることができるようになりました。 …
家族・友人以外にも読んでもらえる「自分史」の作り方
「自分史をつくって、家族に遺したい」――近年、こんなご相談をいただくことが増えてきました。 具体的に内容を聞くと、…

お電話によるご相談はこちら
お電話でお問合せ
お電話受付時間(平日10:00~20:00)
幻冬舎ルネッサンス公式アカウント